体温低下の問題

現代の日本人の体温は昔の日本人と比べると体温が低下していると言われます。確かに、保健室の先生をやっていた時、36.5度以下の子ども達が結構いたのでそれは実感としてありました。子どもの体温低下だけでなく大人も35度台の低体温の人が増えているそうです。本来の健康な人の平熱は36.5~37.1度ぐらいです。体温が1度下がると免疫力も30%低くなると言われています。

 

体温を上げるには、運動をし筋肉を付けることも大切です。筋肉がついてくると基礎代謝も上がり、エネルギー消費がよくなり肥満を予防解消できますし、運動することで血流もよくなります。またお風呂にゆっくり浸かり体温をじわじわ上げていくのもいいと思います。汗と共に身体の悪い物も出ていきますし、免疫細胞のNK細胞も活性化されます。癌細胞は35度台の体温を好み、39度以上で死滅すると言われていますので、お風呂に入ることは身体を清潔に保つ以上の意義があります。

 

身体の冷えは免疫力を下げ病気を招きます。冷やした物より温かい物を摂った方がいいと思います。冬でもキンキンに冷やした飲み物や食べ物を摂るのは避けた方がいいと思います。身体はそのように対応していないのです。季節に応じた食べ物を摂ること、それが自然体なのではないでしょうか。