インナーチャイルドとは「抑圧した感情」のことです。
親や人に否定されたことによりこの世的価値観(間違った価値観)を信じ込み、自分は愛される価値がないと思って悲しんでいるのがインナーチャイルドです。
このインナーチャイルドの感情を抑圧することで心の病気になっていきます。
この感情は潜在意識に落ちていき、自然消滅することはありません。
後にこの感情に振り回される原因となります。
子どもの頃、親の価値観で否定された時にその悲しみを十分感じなかったり、見ないようにしたり我慢して抑圧することで悲しみのインナーチャイルドが形成されます。
これがインナーチャイルドの大元となります。
自分は愛される価値がないと思って悲しんでいる自分自身です。
このインナーチャイルドの大元となる未解決な悲しみは、やがて怒りや罪悪感、恨みや憎しみ等へと変遷していきます。
怒っている人も罪悪感にさいなまれている人や恨んでいる人も、その奥には愛を求めて泣いているインナーチャイルドがいるのです。
だからこそあなたの中には傷ついて悲しんでいる子どもがいると言うことに気づき、早く助けてあげなければいけません。
インナーチャイルドは、感情を抑圧するたびに分裂し、心にたくさん作り出されます。
そして感情もより深化し、そしてどんどん潜在意識へ落ちていきます。
潜在意識に落ちたインナーチャイルドは、ある状況によって潜在意識から呼び覚まされ浮上します。
そしてその状況に投影して過去に果たせなかった願いを叶えようとするため、大人になってからも過去と同じ様な状況が繰り返し起こり、インナーチャイルドの願いが叶うまでその状況が何度でも繰り返されてしまうのです。
暴力を受けて育った人は、大人になってからも暴力を受け続けたり、親に愛されなかった人には愛されない問題が起き続けたりします。
それは幼い頃の心の傷がまだ癒やされていないため、必ず似たような心を乱される出来事が生じます。
ある意味インナーチャイルドが気づいて欲しくて起こさせている状況とも言え、起こるべくして起こっているのです。
まず、ある出来事にとらえられ感情が生じます。
例えば怒りです。
しかし、それは今の感情ではなく、過去に同じ様な状況で抑圧した時の感情が、同じ様な現在の状況によって投影され、刺激されて出ているだけなのです。
従って、過去に同じ様な状況で感情を抑圧した出来事を探り、その感情を解放していかない限り根本的な解決にはならないのです。
そのような感情が生じた時は、大人のあなたがインナーチャイルドに「何を怒っているの?」と問いかけることで、大人の感情とインナーチャイルドの感情を分けて考えることができます。
怒りの感情の奥には必ず悲しみの感情が隠れていますので、大人のあなたがそのインナーチャイルドの悲しみに寄り添い正直な気持ちを聞き出し共感し、抑圧した悲しみの感情を十分に表現させて感情を解放させ、その時どうして欲しかったのかイメージの中でインナーチャイルドの願いを叶えて愛してあげます。
そして「その価値観は正しくないよ」と教えてあげることで、インナーチャイルドの間違った価値観を緩めていくことができます。
インナーチャイルドを癒やすことで自分を責めることが減り、人を責めることも減り、心が落ち着き自分らしく生きられるようになります。
分裂したインナーチャイルドと自分が統合され、再び一つになることができるのです。
幸せの鍵は、インナーチャイルド癒やしにあるのです。
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